Scala Meetup Tokyo開催しました!

昨日Scala Meetup Tokyoを開催しました!告知から10日あまりでしたが、id:kmizushimaさんが積極的に宣伝してくださったおかげで、20人くらいの方が参加されるイベントになりました。ありがとうございました。
今回来日されたMiles Sabin氏はScalaの前身のfunnelから触れられており、Scala普及のためにツールを整備しよう、と言う事で、Scala IDE for Eclipseを開発され始めたそうです。で、今回のお話は、Scala IDE for Eclipseの開発者、と言う事もあって、どうやってScalaのIDEを実装しているかが主になりました。IntelliJNetBeansとの比較検討もありました。IntelliJScalaの構造を解析する実装を自前で持ち、頑張って実装した結果、結局Java用の環境を整えるくらい労力をかけているそうです。しかし、Scala IDE for Eclipseの実装は、できるだけJDTに寄り添ってScalaの開発ができるように、AspectJを使ってScalaのコードをJDTがJavaを扱うのと同じように扱えるように環境を整えているそうです。当然、デバッグは難しいですが、ベースにしているJDTは、パッケージの隠蔽を駆使しているため、そのまま拡張できないのです。これはAspectJの開発環境を提供するプロジェクトでも同様の手法を駆使しており、Scala IDEもそれを参考に実装した、とのことでした。ただ、JDTプロジェクトは、JVMで動作する他の言語の開発環境のベースとしても使えるよう、話し合いが進んでいるようです。
id:kmizushimaさんはScala Daysでお話されたPEGEXについてのお話でした。
当日はustを希望されていた方もいましたが、みんながそれぞれ手弁当でイロイロ持ち寄ってできたイベントなので、ご勘弁ください。参加してくださった皆様、お手伝いいただいた皆様ありがとうございました!