DevLove2008Bridgeに行ってきたよ!

あまのじゃくなおいらは、レポート書いてください!って言われてないイベントのレポートをまず書くよ。
12/17に港区某所でDevLove2008Bridgeというイベントが密かに行われていました。と言っても参加者は全部で100人越えていたらしい。一角のイベントですね。
僕は読書会のトラックにいました。読書会はアジャイルプラクティスとアジャイルレトロスペクティブの2冊を対象にしたものでした。が、実際は本を読んでいない人でも楽しめるものに仕上がってました。

前半のアジャイルプラクティスセッションは、「みんなの現場にあるできている習慣、できていない習慣を見つけよう」ということで模造紙を二つのエリアに分け、最初の5分間を使ってみんなでペタペタ付箋をはりました。で、時間が来た後は一つ一つの項目を読み上げて、共感するものがあればその付箋にドットをつけていました。(ドットをつけるのは最初なかったんですが、やってて何だか物足りなくなって、あ、そういえば共感してるものに正の字つけてるなぁ。と思って提案したら受け入れてくれた。スタッフの竹本さんありがとう!)

後半のアジャイルレトロスペクティブセッションでは、アジャイルレトロスペクティブにかかれている555とフィルタリングを使って前半の「できていない習慣」で一番話題になった「ノウハウの共有」をするにはどうしたらいいか、を考えてみました。
555はまず、5人の人でグループを作り、紙を5つの枠が出きるように折り曲げます。そして5分間問題について考えてみた結果を一番上に書き、隣の人に渡します。隣の人はそのアイディアをもとにアイディアを考え、書き終えたら右の人に渡す…。というのを5回繰り返せば計25のアイディアができあがります。今回は時間がないので3人の人が3分の時間を使って、ノウハウを共有するアイディアを3つ出してました。
その後フィルタリングを行いました。フィルタリングは全体でいくつか評価軸を出して、その中から4つ、かけるべきフィルタについて話し合って決め、一つ一つのアイディアが当てはまるかどうかを見ていく手法です。
残念だったのは、フィルタリングは時間が短くて、雑になっていたところでしょうか。「みんなの意見は案外正しい」という話もありますが、最初からフィルタリングをみんなで行うのではなく、各々が評価軸ベースでフィルタリングを行い、そこから議論をした方がよかったでしょうね。今回は声の大きい人が決めてしまったように思います。(時間がなかったのでしょうがないでしょうけど。)

で、これって実はメタな視点で眺めてみると、コンテキストの共有していない、違う現場の人の間でKPTをしていたんじゃないかということに気づき、驚いたんですよ。papanda氏他DevLoveスタッフすげー、と。
目的は「レトロスペクティブ(ふりかえり)を学ぶ」ということだったわけですが、「最初に付箋であるテーマに対してペタペタし、書いたことについて説明する」ということはそれだけでその集まりへのコミット感、参加しているよ感を高める効果があるんですね。コンテキストを共有していないが故、話せることだってある訳ですし。(例えばうちの現場では困った人がいてね…的な話など)

今回初参加でしたが、顔見知りの方もちらほらいました。このイベント自体がBridgeになっていたんです。スタッフのみなさま、良いイベントありがとうございました。