作り手を尊敬してますか?

プログラミングをしていると文句を言いたくなるときってあるじゃないですか。例えば使っているライブラリやフレームワークプログラミング言語自体やAPIなんかにバグがあると思われるとき。特に自分が手を入れている物でないと、ちょっと変な設計だと思うだけで文句を言いたくなりますよね。
でもちょっと待ってください。それって本当に正しい使い方をしてますか?僕等が作ったプログラムをユーザーさんが想定していない使い方で使っていることなんてざらにありますよね。僕等も似たような事をよくしていると思うんです。そう、作り手が想定した使い方から外れて使うことなんて良くあることなんです。
プログラムを組むときに大切な事の一つにコンテキストを読み取る事があるのかなと。利用するライブラリ、フレームワークなどのコードの中を流れる空気を読む。そういうことも大事なのではないのかなと。
コードの中を流れる空気を読むにはたくさんのコードを読むことも大切だと思います。ただそれ以上にコードの作り手に対する尊敬の念がいるのではないかと。上から目線でコードを読んでしまえば、1行1行に対する注意力が落ちるでしょう。その結果コードの空気を読み切れず、間違った解釈をしてしまう事が多いように感じます。1行1行から学ぼうとすれば気づく点も多いはずです。
ライブラリやフレームワークを利用すると言うことは、先人たちの知恵を利用しているのと同じです。感情論と言われてしまうと確かにそうなんですが、先人たちの知恵を正しく利用するためにはそういう心持ちもいるんじゃないかと問いかけてみました。