IDEの枠を出始めたEclipse

Equinoxってすげーって前々からずーっと思っている。

RAPを動かしてみるとよく分かるけれど、Eclipse自身がAPサーバーの機能を提供している。以前からEclipseはヘルプ機能を提供するサーバーを自前で持っていたけれど、RAPのベースになっているRSP(Rich Server Platform)は
完全に拡張可能なAPサーバー機能を実現している。
(Eclipseは以前Tomcatベースのヘルプシステムだったが、現在、ヘルプシステムはRSPへ移行したので、Jettyベースに変更された。)
その他にもCoronaプロジェクトではAPサーバー以外にもDBサーバーとか、サービスをコンポーネントベースで提供することを目的に活動している。ECFもメッセージベースでコラボレーションするためのサーバー機能を提供するためにActiveMQなんかを中にもっていたりする。 

これは全部Equinoxが拡張可能なアーキテクチャを提供しているからなんだけれども、OSGiという仕様をベースに作られている。そのおかげで、こんな感じで急激に世界が広がって来てるのだろう。そのあたりについてちょっと前記事を書かせていただいた。

JDKに組み込まれなるかどうかは、もともとSunがかなり嫌がっているという政治的な要因から正直微妙になってきたのかもしれない。(大体SunはJSR277のReview BallotでOSGiについて言及してたし、他のメンバーも否定しちゃだめだよって言ってたのにね。)

でもテクノロジー的にとてもおもしろい。

Eclipse Platformは、プラグインベースでブラウザに限らないWebアプリケーションを作れるプラットフォームとして成長しているから。