ひがさんからトラックバックを受けるとは。

> 自分たちであまり考えることなく、海外ではやっていたらそれをそのまま受け入れる傾向が、日本人には強いように思えます。それっていいことだとはあまり思えません。


僕もそう思います。ただ、別に僕はSeasar2が舶来製じゃないから使わないというわけではありません。先に使ったのがSpringFrameworkで、即惚れこんだので、Seasar2を使ったことがないというだけです。2年ほどまえにちょっと使ってみようと思ったことがあり、ソースを読んでみたのですが、SpringFrameworkほどソースが読みやすいと思えませんでした。業務上、SpringFrameworkで困ったことはほとんどありませんでしたし。(CGLIBで泣かされていたことはありましたが。)


僕はこれまでの仕事で、ソースが公開されていないライブラリを使った記憶がありません。ほとんどオープンソースでした。普段から気になった機能のクラスとかを読んでいたり、自分で根幹部のクラスを使ってみることを昼休みとか、休日など時間のあるときにやっていました。
(それはなかなかそういうものを形式知化して公開するところまでやっていませんでしたけども。)


だからソースの読みやすさというか、各クラスのインターフェースの分かりやすさが僕の評価のバロメータでした。万人受けするかもわかりませんが、僕には分かりにくかった。だから僕はSpringFrameworkを使いやすいように工夫する道を選んでいました。(今はEclipseどっぷりです。)


「巣立つ」という表現も良くありませんでしたね。「日本発から世界へ発信する」ということを意図したかったわけで、開発を海外へ移すとか、そういうことは全く考えていませんでした。誤解を招く表現ですいません。


ところでRailsが国内で受け入れられたのは舶来製というよりも、そのコンセプトの宣伝がとてもうまかったことが元なのではないでしょうか。だから日本でも浸透してきた。Seasar2が日本で少しずつ成功していく過程として、「世界に情報発信をする」というのもありなんじゃないかと思っています。


僕のこの意見は舶来で認められたという効果を狙うのではなく、海外に比べ日本から情報発信をしているプロダクトがほとんどない現実が悲しいので書いてみただけです。なのでひがさんの望んでいらっしゃる効果はないかもしれません。