TeamConcertを試すには
今月末にリリースされるTeamConcertを試してみるのは簡単です。
- https://jazz.net/に登録し、ログインする
- Downloadsをクリック
- Express-Cのダウンロードをクリック
するとサーバー、クライアント、ビルドエンジンなど一まとめになったZipのダウンロードが始まります。これだけ全て入っているので400MBくらいの大きさですが、他のエディションはInstall Managerだけのダウンロードで、インストール時に再度ダウンロードが始まります。なのでこっちのほうが手っ取り早いです。各エディションの違いはダウンロードページにも書いてありますが、簡単にまとめると
- Express-C : 3ライセンスまで無料で、10ユーザーまで利用可能
- Express : DBを組込Derby以外、APをTomcat以外に設定できるようにすることでスケーラビリティを確保した製品。50ユーザーまで利用可能
- Standard : チームの状況が分かるDashBoardや、Report、WorkItemの項目など、Processの各種をカスタマイズを可能にした製品。250ユーザーまで利用可能
ちなみにDashBoardがどんなものかを知りたい場合はDevelopment > 左メニューのDashboardsをクリックしてみてください。一応直リンクを貼りましたが、ログインする必要があり、また将来見えなくなるかもしれません。Jazzチームのプロジェクトの状態が一目で見られると思います。
脱線しました。さて、TeamConcertのセットアップを続けましょう。続いて行うことは
- 解凍して適切な場所の配置する
- サーバーを起動し、ログイン後、ユーザーの登録と、プロジェクトの登録を行う。
ですね。うまくダウンロードできれば、解凍すると中はこんな風になっているはずです。
この中のjazz/serverの中にserver.startup.batというファイルがあるはずです。それを実行すればJazzTeamServerが起動します。試しにhttps://127.0.0.1:9443/jazzにアクセスしてみてください。ローカルに立ち上がったJazzTeamServerへ接続できます。ログインするにはUser Name:ADMIN Password:ADMINでログインできます。その後、
UserManagementタブからユーザーを追加(Create User)し、そのユーザーに管理者権限を与えてから、新しく登録したユーザーにログインしなおしてください。
そしてプロジェクトの登録を行います。Project Areaタブからプロジェクトエリアを追加して下さい。(Create Prject Area)プロジェクトのSummary(要約名)、Description(説明)、Process(プロセス)、Members(メンバー)、Administrator(管理者)などの登録があります。その際に、ProcessというところでDeploy Process Templateみたいな記述があると思いますが、それを実行してください。既に登録されているテンプレートがプロジェクトに配置され、
テンプレートが選べるようになります。プロセスと書かれるとやることが制限されるだけのお堅い印象しかありませんが、JAZZの場合は違います。プロジェクトエリアの中に、チームエリアと言うチームを規定できるのですが、チームの中でプロセスが規定できます。チームごとのルール、それをプロセスと呼んでいるイメージです。例えばJazzチームの場合、追加されたばかりのメンバーだとソースコミット時にコメントがついていないとはじかれるなど決められていました。
いやー、Rationalの回し者っぽい感じですが、はまると強力なツールであることは折り紙付きなので、ぜひとも試してみてください。