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EmacsからEclipseへ

たぶんもう僕はEmacsへは戻らないだろう。
学生時代Emacsを使ってコードを書いていた。それはそれで快適だった。ファイルバッファを開くコマンドとか、エディタ表示を分割するとか、キー操作で動くEmacsはかなり快適な環境だった。メーラーも一時期はEmacsを使っていたし、ShellスクリプトもEmacs上で書いていた。w3mとかでブラウジングしてたし。一時期はLinuxを起動後にコンソールからEmacsを開いて生活してたな。
いつのころからかEclipseを使うようになった。あれはたぶん社会人になる前に内定した会社ではJavaを使うと聞いたころだろうか。初めてEclipseに出会った。ちょうどEclipse3.0がリリースされ、Eclipse2.1から移行され始めたころだったと思う。
Emacsのいいところはすべてのemacs-lispが公開されていることだった。Emacslispで作られ、その場で評価されながら拡張されていると聞いた。設定ファイルでさえ、emacs-lispで記述する。その一貫性がすばらしい。反面、どこで何が起こっているのかさっぱりちんぷんかんぷんだった。例えば自分でemacs-lispを使ってEmacsを拡張するスクリプトを作ろうとしても何をしたらいいのかわからなかったし、パッケージ管理みたいなものはなかったと思うから依存関係に苦しんだかもしれない。それに単純なGUIウィジェットも使えない点が僕をEmacsから離れた原因になったかもしれない。(GUIウィジェットが不要になるくらい高機能な入力補完が整えられていた点は本当にすばらしいと思うけれども。)要するに、普通の人がツールとして使う環境にはEmacsでは不十分だと思う。
反面Eclipseは最近JFaceを改めてみてみて、GUIが本当に充実してきたと思う。ツリービューとテーブルビューが合成されたUIを作れるし、ツールチップにブラウザコンポーネントが使えたり、表現力がEmacsに対して圧倒的に高いと思う(最近のEmacsを知らないので不当な評価かもしれない。)それにEPLというライセンスが僕は好きだ。自由に使っていい反面、できる貢献を求めるというライセンスがとても自由でいい。GPLのように、自由であることを押し付けるような不自由さがないことが僕には自由に感じる。

だから僕はEmacsに戻ることはないだろう。Eclipseが手足のように使いこなせるようになってきたのだから・・・。(もっといいものがでたら乗り換えるだろうし。)