SourceForge.netで作ったプロジェクトにTracを入れて使ってみる(その2)
本日の結論:SQLite3がうまく動かないので、Trac的には危ないにおいのするMySQLに手を出してみる。
SourceForge.netのシェル環境まとめ
- プロジェクトのディスクスペースは100MBまで。
- ユーザーのディスクスペースは5MBまで。
- DBとしてMySQLが用意されている。
- MySQLはプロジェクトごとに作成でき、基本100MBまで。
- コンパイル用の環境はない。
ディスクスペースについては実際はそれを超えてもしばらく使えるようだ。しかし消されるときは通知なく、容赦なく消すよと書かれているので、ディスクスペースの限界を越えないように気をつける。
また、GCCなどもインストールされていないので、バイナリが必要な場合は他の環境でコンパイルされたものを用意する必要がある。
Tracの動作に必要なソフトウェアのバージョン
- CentOS 4.4
- Python 2.3.3
- SQLite3 3.3.3(最低バージョン未達!)
- ClearSilver 入ってないよ。
- Trac もちこちらも入ってないよ。
- Pythonのpython-sqlite3や、python-clearsilverも入っておりません。
ということで、SQLite3のバージョンを更新して、python-clearsilverを入れてみようと試みた。
Setting Up Trac on CentOSを参考に、
Dag Wieers' repositoryからパッケージを落としてきては、解凍し、自分のユーザーエリアでpysqlite2を動かそうとしてみたが、ファイルDBに書き込むところでどうしてもハングアップしてしまう。ということと、元々プロジェクトごとにMySQL 4.1が用意されているので、あきらめてMySQLで導入できないか、試みることにした。
今日のわかったこと
- SQLite3の本体は動的ライブラリで、LD_LIBRARY_PATHで更新先のディレクトリを指定しないと、バージョンがあがらない。
- python実行用の環境変数PYTHONPATHを使ってパスを指定すると、指定したパスからモジュールの参照をしてくれる。setuptoolsでインストールできないような環境で重宝する。例
export PYTHONPATH=/home/users/k/ko/kompiro/centos/usr/lib/python2.3/site-package
- 各コマンドを実行する前に環境変数を渡すことができる。例えばこんな感じ
LD_LIBRARY_PATH=パス1 PYTHONPATH=パス2 python